2006年05月08日

コドモーズカード事情など

そもそも、ワタクシがこんなブログをやっているのは
コドモーズのせいだといえます。

当時保育園児であったコドモーズがカードに興味を示したのは
遊戯王OCGの一番最初の波の影響でした。

元々、カードは好きなワタクシ。
でも遊戯王は絵が大っ嫌いで(だって変なんだもん。)、
「ねぇ、ポケモンやろうよぅ〜、かわいいじゃない?」
とティーチングまで受けに行ったのに
「遊戯王じゃなきゃ、絶対にイヤだ。」
と、頑として聞き入れないコドモーズに折れました……。


見慣れればおかしな絵も気にならなくなりまして、
そうなるとなし崩しにアニメも特に不愉快ではなくなり、
慣れって恐いわ〜。


それほどまでに遊戯王大好きだったコドモーズです。
しかし。


遊戯王は小学生にはしきいが高いのよ、やっぱり。
本来シンプルなはずなんだけど、ルールがややこしくなっちゃう。
例外をいっぱい作りすぎたせい?
とにかく、回りで一緒に遊戯をやれる子は皆無な状況でした。

小学生はみんな一度は憧れて手にした遊戯を放り出し、
よほどのなりきり系じゃない限りはDMに走りました。
一緒に遊戯やってくれる子がいないので、
コドモーズは仕方なしにDMにも手を染めたのですが……。


今じゃDMがメインになりつつあります。
子どもにはDMの方がゲームとしてスムーズにプレイできるのですよ。


ほとんどの友だちが皆DMに移行してしまった中では、
小学生は一緒に遊べる友だちが多いDMの方が楽しくなるのです。


コナミさん、2年前にあれほど「危機的状況です」
「今のままでは小学生には遊戯は無理です」と申し上げましたのに。
ティーチングを何とかしてくださらないと、
ルールを何とかしてくださらないと、と申し上げましたのに。


今になってようやくティーチングに手をつけてくれましたが
ルールは未だ放置。


動きが遅すぎます。いや、遅すぎました。
子どもたちは遊戯に見切りをつけはじめています。


かつて、カードといえば遊戯王な時代はすでに過去のものとなり、
今では青眼のクラスの13人の男子のうち10人が豆デュエリストですが
遊戯も手にするのは2人だけ。
チビのクラスに至っては遊戯王は既に見向きもされません。


コナミさん。
株主の顔色を見る前に、遊戯王ユーザをもっと大事にしてほしかった。

今やるべきことはルールの整備でしょう。
ルールがややこしくなるカードは全て落としてしまうべきです。
その上で整えて再販すべきです。
でないと小学生は完全に遊戯から離れます。
あなた方は小学生をナメている。

日本で衰退するものは、諸外国でも遅かれ早かれ衰退するでしょう。
その衰退の理由がわかっているだけに、
もどかしくて仕方ありません。

何年も同じことを言わせないでほしいと思います。
posted by あの at 12:18| 東京 🌁| Comment(15) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。お久しぶりです。
遊戯王のルールには困ったものですね。
私もよく分かりません。
世界大会があるのにアメリカと日本で
ルールが違うとか...
カードゲームを良く知らないスタッフが
デザインしていると思います。
遊戯王プレーヤーをアドバイザーに加えて
良いカード、分かりやすいルールを作れば
ファンが増えると思いますが、
コナミはユーザーの意見を聞かないでしょう。
なんか現在は一部マニアとテレビファン、
カード転売目的の人達に利用されてるだけに
見えます。残念です。
長文失礼しました。


Posted by リボルバー at 2006年05月08日 22:43
リボルバーさん、お久しぶりです。
コナミという会社はきっと営業が一番強いのでしょう。
部署ではきっと経理が強いのではないでしょうか。

ユーザ以前に数字しか見ないのですよ、きっと。

ただ、実際に遊戯王OCGの部署にいる方は
とても情熱を持ってあたっているだけでなく、
もどかしい思いを抱いていらっしゃるようです。
Posted by あの at 2006年05月09日 12:18
全くもって同感です。
複雑にし過ぎた設定と追従できないルール、法の解釈にも似た状況下に放置されたプレイヤーは、幾度となく不毛な論争を行う羽目となる。
逆の意味で遊技王OCGがここまで続いてきた理由のひとつが、探求心を煽るこの曖昧さでもあったのだろうけど…
『さすがに疲れたよ』と離れてもう3年かな?
わが家の息子もデュエルと言えばDMですしね。

コナミさんに期待するのは無理ですよ…
私に言わせれば売りっぱなしの金儲けだけ会社です。
だからOCG殿様商売の雲行きが怪しくなるまで、適当にごまかしていたわけ。
今更何しても、離れたプレイヤーには手遅れなんだろうけど。

押入に仕舞い込んだ数万枚の遊技王カードは、風に触れることもなく眠ったままですが私自身としてのコレクションとしては、貴重な部類で捨てることができずに今に至っています。
Posted by フローラ at 2006年05月09日 12:46
フローラさん、やはり大人ほど「放置された感」を抱くものでしょうか。

コナミとしてはルールなど手をつけなくても数字は出ているわけで、
ここで何かして逆に数字を落としたら大変、
という大企業病が遊戯王OCGにも感染しているのですね。

盛り返せる芽は残っているので余計にもどかしいです。
Posted by あの at 2006年05月09日 12:59
諸外国では衰退するでしょうという箇所を見て、外国にいる立場の人間としてコメントをします。

はっきり言って、アッパーデック社のほうがルールに関しては有能です。公認大会には必ず公認ジャッジを派遣しますし、ジャッジも高い専門性が維持されていますので、ルールに関しては万全です。FAQの裁定もプレリリースシールド戦が行われて2週間以内にはすぐに出してきますし。大会の運営もうまいと来ていますので、なかなか人気は衰えません。

もちろん欠点もあります。版権の都合か何かでなぜかLEやVジャンプの限定カードを出していません。そのせいで、世界戦では日本がそれらのカードが使用不可になるので、不利な状況に立たされたり、勝手にルールを作っているところもあるのでしばしば外国のYu-Gi-Oh!と日本の遊戯王は違うゲームとか言われています。

さらに、大人のプレイヤーもしっかりしてます。子供だろうと誰だろうと、相手してくれていますし、それに呼応して低年齢層のプレイヤーも大人からいろいろ学び取っています。一部の小学生のデッキは帝デッキですが、かなり完成度が高いです。大人の私を打ち負かす力を持っています。ユーザー同士でも仲良く真剣にゲームをしています。それが彼らには楽しいようです。

日本の温度差をまざまざと感じて自分のブログでかなり過激な記事も書いているのですが(その件について後でメールを送りたいと思います)、おそらくですが衰退の原因はプレイヤー側にもあると思います。

もちろん、コナミが悪い面もあるのは事実です。しかしながら、そこで思考停止してしまっているのが大問題ですね。我々も何かしら考えたほうがいいと思います。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月07日 21:04
>ブラック・マジシャンさん
ブラック・マジシャンさんがいつから海外で生活されているのかは存じ上げませんが、国内を海外と照らし合わせて国内のプレイヤーを批判するのは私は少々違うと思います。国内と海外では情況がまるで違うからで、それはブラック・マジシャンさんご自身がお気づきの部分にあるかと思います。

一部の大人プレイヤーとして遊ぷれでは水面下の活動を続けてきました。それなりに結果も出してきたと思います。しかし壁の高い大企業相手にできることには限界があります。情熱と粘りを持って続けていることに結果が出にくい構造は、現段階では変えられません。

情報を読んで情況を見切り、それに必要な行動をとることができるのが大人であると思っていますが、そうした大人の力を持ってしても一ユーザとして意見を述べることができるのみです。そこまでの行動力のない中高生たちのモチベーションが萎えてしまうのは仕方ないことです。また、そこまで行動することに価値を見出せないままモチベーションを下げていく大人も多いことでしょう。

外からうわべを見て批判するのは簡単です。まるで動いていないように見えるかもしれませんが、これまで私が遊戯環境向上のためにつぎ込んできた時間やお金、エネルギーはかなりなものになります。それでいてこの情況では、大人が萎えても仕方ありませんね。

いずれにせよ、コナミとアッパーデック社で裁定内容や方法にズレがあるという時点でカードゲームとしてはアウトだろうと思いますが、実は思考停止しているわけではなく、次の作戦を練っております。ご興味がおありでしたら、ぜひお手伝いください。
Posted by あの at 2006年06月08日 15:08
コメントありがとうございます。

私が国内環境を批判しているのは、プレイヤー一人ひとりが自分たちで環境を作っていこうという真剣さを持ってほしいからです。国外では、遊戯王は一番お金のかかるカードゲームといわれているにもかかわらず、みんなそれに納得してやっています。大会面では日本よりアドバンテージがありますが、カード面では日本以上にシビアな世界です。私は国外で0からカードを始めているので、そのことに気づいたんです。

にもかかわらず、みんなが協力し合って、ゲームを楽しむための環境を自分たちでがんばって作っているのです。彼らが意識しているかどうかはわかりませんが、国内よりもシビアな環境でそれができているのですから、我々だって努力次第でできるはずなんです。理想論ではないのです。それを少しでも多くの人が気づいてくれればと考えています。

あのさんが遊ぷれで指摘されているとおり、このゲームの文化を作っているのはユーザーが中心です。その土台を作っているのが、小売店であり、そして大元のコナミです

それは国外も同じこと。国外はお店の数が少ない(大都会のシドニーでさえもデュエルスペースがある店はSGC1件のみ)分、質は格段に良いのでそれが良いシナジーを生み出しているから、ものすごくすばらしいものに見えているのでしょうが。

日本は遊戯王先進国です。なのに、プレイヤーの質が国外よりも悪いというのが私には情けなかった。他人を否定し、遊戯王を否定している彼らが情けなかった。外国の人は日本のアニメ文化、それから生まれた遊戯王を高く評価してくれていたから、なおさらなさけなくなったのです。だから、自分なりにできることを始めているのです。

幸い、お店側の方が書き込みを下さったり私の記事をフィードバックして、電光掲示板を設置してくれた店も出てきました。おそらくですが、これからはユーザーとお店側が結束してコナミを動かすほかないと思います。(そういう意味で、カードキングダムの池田社長に注目しています)
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月08日 18:50
私は、忙しい合間を縫ってさまざまなブログを読んだり、自分の国内での経験と照らし合わせて自分なりの答えを出しています。それが正しいか間違っているかはわかりません。だからこそ、みんなと議論したいのです。
あのさんがどれだけがんばっていらしたかも知っています。ポータル、ニュース、フロンティアがどれだけすばらしいサイトであると評価しています。そういったすばらしい人々が、自分たちの作り出している文化を否定しているのが嫌だったのです。

遊ぷれの「ネット遊戯王界の変遷」という記事には感銘を受けています。私のブログの「日本人プレイヤーのこれからの課題」という記事にも、過去の事例を踏まえた上で意見を述べているつもりです。

こういったことを自分なりにフィードバックしているつもりです。何度も言っていますが、私が正しいのかはわかりません。
だから、いろいろな人と話し合って、日本でもオーストラリアのようなみんなが楽しめる環境を作りたいと思っています。もちろん私の力は微々たる物です。それに今は国外にいますから影響力なんてわかりません。しかしながら、国外にいるというアドバンテージをうまく利用したいと思っています。そういうことですので、あのさんのお考えになっている作戦にもできるだけサポートをしたいと思います。

時間的制約が今のところゆるいので、自分が今やれることを精一杯やれています。制約が厳しくなってできることも限られるかもしれませんが、その中でも協力できることは協力させていただきます。

もしよろしければ、私の記事にも意見をくださると幸いです。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月08日 19:02
お考えのポジティブさがよくわかるコメント、どうもありがとうございます。

一つ大きな壁であると感じているのは、欧米人と日本人のメンタリティの違いです。

居住地域の自治会の活動や小学校のPTA、学童の父母会活動などを通じて痛いほど感じるのは、日本人の自治意識の低さです。私は正直なところ外国人たちと付き合っている方がラクです。私は日本人としては非常にレアなタイプなのです。

日本人は管理され動かされることに欧米人ほど抵抗感を抱きません。また、多少の理不尽があっても文句を言うだけで変革のための行動を起こそうとしない人がほとんどです。

これを欧米的感覚に当てはめて批判し、同じようにしようと呼びかけても、現状ではうまくいきません。日本人は横並び意識が強く、最初の一人になること、もしくは小グループの長として立つことに抵抗感を抱くことが多いです。そしてまた、リーダーシップをとるための教育も希薄であるため、多くの人にはピンとこないうえ、どう動いていいのかもよくわかっていません。

もう一つの壁は日本の大企業の体質です。稟議が通るまでに恐ろしく時間がかかり、さらにはトライ&エラーが許されないので言い出しっぺが少しでもミスをすれば責任を取らされるため、それを恐れて行動を起こせない仕組みです。

「出る杭は打たれる」を誰もが恐れているのが日本人です。今のところ、遊戯王ではこの両方ががっちり噛み合ってしまっています。

しかし日本人も良いこと・悪いことはわきまえており、できれば良い方向へ向かってほしいと考えているものです。何かのきっかけとムーブメントがあれば雪崩のように動くのもまた日本人なのです。

ユーザの側からは自治意識を高めていく啓蒙がまず必要なのですが、多くの人にはピンときていないことなので、欧米と比較して批判してはいけません。批判は反感を招くだけで、決してポジティブな結果はもたらさないのです。

これには時間がかかります。覚悟がいりますよ。
Posted by あの at 2006年06月08日 22:06
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりです。日本の文化は集団志向ですから、集団を維持しやすいようにできています。その代わり、多少個人の自由は制限されます。一方、欧米は個人志向ですから、集団は維持しにくいかわりに、個人が強い力をもてます。これは一長一短あるのでどっちが正しいかというのは一概には言えません。文化には正解はないというのはそういうことだと思いますね。

私はESSに所属していて、多少DebateやDiscussionに慣れているので批判や反論というのは怖くなく、意見の一つとして取っているんです。しかも今はacademicへの練習をやっていますし。批判を受けても論理的にRefutationを行えばいいだけと考えていますし、むしろ、海外に出てから批判は自分の意見を良くするために必要なものとすら考えるようになっています。うちの議論の意義の記事にもこのようなことを書いています。

おそらく、私も日本人的にレアです。だから、結構しんどい目にあっていました。というわけで、国外は個人的に天国です。

遊ぷれの記事を見て、遊戯王プレイヤーは議論に慣れ親しんでいるものとばかり考えていました。特に水HPは知的レベルを向上させた場所とありますし。そのくせ、議論に取り合ってもらえないのがずっと不思議でした。知的レベルが高い人がそんな感じなのはおかしいといつも思っていたのです。

カード1枚1枚の考察を行うわけですから必然的に議論が起こります。おそらくですが、議論の意義をわからないまま議論しているのが原因でしょう。相手を論破することしか考えずに議論してきて、いざこざばっかり起こすので「議論はめんどくさいもの」、「批判は悪しきもの」と考えているんだと思います。議論はより良い新しいものを作り出すものという意識を持ってもらわないと駄目ですね。これは欧米的な意識云々を超えたものだと感じています。

もちろん、時間がかかるのは覚悟のうえです。もしかしたら、結果は出ないかもしれません。しかしながら、何もしないでいたら良い結果など出てくるわけないのです。だから、行動に移しています。英語の表現で、It is a big elephant.というものがあります。象はとても大きなもので、一人では一気に食べられません。しかし、ちびりちびり確実に食べていけばいつの間にか大きな象ですら平らげることができます。それと同じことだと思っています。コナミという巨大な象をどうにか動かしたいですね。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月08日 22:51
ああ、論点がずれている。

つまり、これは私の勝手な推測だったのですが、遊戯王プレイヤーは批判を受けても何とかできると思っていたわけです。しかしながら、事実はそうではなく反感を買ってしまっているというのが私の問題ですね。前半部分はそういうことが言いたかったわけです。

後、個人的に問題視しているのは仲間意識です。日本人は集団志向な民族なのに、最近は仲間を大事にしてないような気がするんですね。自分勝手になっているくせに、どこかで他の人に合わせようとするから、変なことになってるんだと思います。西洋式個人主義への移行の過程と捕らえれば、それはそれで納得いくのですが、問題が起きているわけですからどうにかしないといけませんよね。

少なくともあるひとが「スラは過去の人」とおっしゃったことで、私はあのさんのおっしゃる重鎮たちに懐疑的になっています。課題の記事の発言もありましたからね。だから、猛烈に批判しているわけです。上がしっかりしないと、下もしっかりしませんし。

もちろん、反感を買うのは覚悟のうえでした。だったら反論しなさいよというのが私の立場だったのですが、どうも問題を作っているようなので考えないといけませんね。

長文と度重なる書き込み失礼しました。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月08日 23:09
ごめんなさい、話が変わるんですが最後に一言。

アメリカ、オーストラリアではなんと11歳程度の子供が大人を打ち負かして、National Leagueを勝ち抜きました。二人ともダークカオスが使用デッキですが、よく健闘したと思います。

これは日本の小学生たちに良い知らせだと思います。一生懸命がんばれば、何かしら結果が出せるんだよという良い希望になっていますから。

コナミも競技面、ルール面を確立させて遊戯王を発展させてもらいたいものです。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月08日 23:19
ショップにおいてはユーザ同士仲良くプレイをしていることや、大人プレイヤーがとてもよく子どもの相手をしている雰囲気の良さは日本でも同じです。遊戯王プレイヤーは他のカードゲームに比べて、大人が子どもをしっかりフォローしているという評価もあります。力のある子どもがいるのも、そちらと変わりません。ネット上の細かい事象とはまた少々違う現実があるということはまずお知らせしておきましょう。

ブラック・マジシャンさんは正義感が強く、知的レベルの高い優秀な学生さんだとお見受けします。学生さんですよね? 違っていたら失礼しました。

そんな方に陥らないでもらいたい落とし穴があります。まず、自分にできることが万人にできると思ってはいけないということ。そして「こうするべきなのに、何故しないんだ?」という疑問をストレートに表に出さないということです。私が母親だからかもしれませんが、反論を繰り出す以前にブラック・マジシャンさんの発言がまずとても心配なのですよ。私は仕事に時間を費やしていたので結婚が遅く、子どもたちは二人ともまだ小学生ですが、ごく普通に結婚しれば当たり前のように大学生の子どもがいる年齢です。カードゲームという切り口においては対等でも、人としてほぼ倍の年月を生きているため見えることの分量には雲泥の差がありますから、ちょっと議論にならない部分があると感じていることは最初にお断りしておきます。

文化には2つの側面があります。ポジティブに働く面と、ネガティブに働く面です。これらは情況によって居場所を変えます。日本人がなかなか動こうとしないのは、まず全体への影響を考え、それで不利益を被る人が出ないか、多くの人に面倒をかけることにならないかをじっくり考える思慮の深さによるものです。

また日本人は相手の気持ちも非常に大事にします。そして、自分がそうすることは相手からされることも求めます。批判はストレートに物を言わなければならないため、時に無礼と受け取られることがあるのも日本の特徴です。「生意気」という単語は恐らく日本にしかないでしょう。日本に議論やディベートは根づきにくい土壌があり、その部分の教育は非常に遅れています。例えば水HPで何故議論が成立しないのか?という疑問の理由はそこにあります。しかしそれは良いことではないと文部科学省も考えたようで、最近の小学生の国語の教科書には、そうした単元が入ってくるようになりました。批判や議論、ディベートは日本ではまだよちよち歩きの赤ちゃんです。これは仕方のないことなので、その事実のみを批判してもポジティブな結果はついてきません。この場合の批判はむしろマイナスになることを知ってください。また、遊ぷれのブレインのほとんどは若者です。私を含め完成された人間などいませんから、気にくわない言動を目にすることもあるでしょう。しかし、それもまた彼らの成長の過程です。理想論だけでの批判もまた現実とはズレがあり、議論が成立しにくくなるものであることも、知っておいた方が良いですね。

ブラック・マジシャンさんは日本人ですから、日本と日本人を批判するよりもまず、もっと深く理解してください。理解とは共感レベルまで行って初めて可能になることです。簡単ではありません。日本人は共感を覚えない事柄にはあまり協力的ではないという国民性を持っています。義務感だけでは自分からはあまり動きません。しかしこの事実は批判的にではなく、ニュートラルにとらえないと失敗します。これは日本人が己のことしか考えないからだということではないからです。日本人は理論よりも情の民族なのです。そして、表層に現れる事象からしか批判を行っておらず思慮が浅いと判断されれば、まともに取りあってもらえないこともあります。日本人相手にそれをやって「どうも反感をかっただけのようだ」と独り合点をなさいませんように。私が一番あなたに陥ってほしくないのはそこです。そこで道を誤るとstrategyを正しく立てることができなくなるからです。

その部分についてはもしかしたら欧米でも一緒かもしれません。欧米人は幼い頃から聖書で学んでいるため、当然身に付いている常識としてあえて教えてはくれないであろうキリストの2つの言葉「豚に真珠を投げてやってはいけない。豚はそれを踏みにじりあなたに向かってくるだろうから。」「あなたの目の中のちりを取らせてくださいなどと何故他人に言えるのか。あなたの目の中にははりがあるではないか。」を日常生活の知恵として持っています。相手を見てとるべき言動をとれ、そしてまずよく己を振り返り、決して傲慢になることなかれ。コミュニケートのためのテクニックは東西で大きな違いがありますが、洋の東西を問わず賢者の言葉は変わらないようです。

ブラック・マジシャンさんが今後、社会で一人前の大人として仕事をしていく時期を迎えた時、その場が日本であった時、欧米の理論をそのまま持ち込むと、あなたがどんなに優秀であっても居場所をなくすリスクが非常に高くなります。しかし、日本と日本人をよく理解していれば身につけつつあるテクニックを優れた武器として使うことができるでしょう。
Posted by あの at 2006年06月09日 11:27
おっしゃるとおりです。人間には心があります。人間の情、つまり主観(subject)は人間である以上無視できません。しかし、人間には同時に知能もあります。知識をいかして物事を批評できるわけですから客観(object)も出現するわけですね。
これからの私の課題はobjectとsubjectの両方を活かして行動できる人間にならないといけないと思います。教員志望の人間ですから、生徒の立場に立って気持ちを理解し、また第3者的に生徒を見て行動しないといけません。どちらかが欠けてもいけないわけです。
私はよく視野狭窄に陥ることがあるので、気をつけないといけませんね。そのためにいろいろな人と話し合って意見を聞いてフィードバックして改善していきたいと思っています。それがあのさんもおっしゃっている「互いに切磋琢磨する環境」なのではないかと思っています。

いや、すばらしい議論でした。長文にもかかわらず、取り合っていただきまことにありがとうございました。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年06月09日 15:37
カードを愛する若者が学校の先生になってくれるなんて夢のようです。
実現する日を待っています。

頑張ってください。応援します。
Posted by あの at 2006年06月09日 16:30
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